ちょっとしたお出かけにいい!「COMS」と「ジャイロキャノピー」、最近この2つが注目されています。
どちらも似たような外見をしているからどっちも同じようなものなんじゃない…?いえいえ、そんな事はないのです。
なぜか…それはどちらもメリットがあるんです!
でも買うならどっち?悩むところですよね。まずはCOMSとジャイロキャノピーの類似点を取り上げ、それぞれの特徴を比較します!
「COMS」と「ジャイロキャノピー」の類似点
「COMS」は、トヨタグループのトヨタ車体が発表した超小型電気自動車。
「ジャイロキャノピー」は、ホンダが発売しているスクーター。
電気自動車とスクーターでは勿論大きな違いがありますが、COMSとジャイロキャノピーには、メリットというべき類似点があります。
※ただ強い雨ではどちらも多少濡れると思います。
ただしCOMSは、オプションでキャンパスタイプのドアは付けられます。開放的で快適な走りを実感できます。
分かり易くお互いの共通点を表でまとめたのが↓です。
カテゴリ | メリット | 注意点 | |
COMS | ミニカー | ・運転時は普通免許証が必要
・ヘルメット不要。 ・二段階右折不要。 ・最高速60km/hまで可能。 ・車検不要。 ・車庫証明不要。 ・重量税、取得税が不要。 ・軽自動車税や自賠責保険が安い。
|
シートベルト着用 |
ジャイロキャノピー | カスタムすれば、ミニカー登録できる。 |
でも先程書いたように、それぞれ特徴に違いがあります。
まず見た目を比較してみましょう。
最初に「COMS」と「ジャイロキャノピー」のコンセプトに触れつつ、ボディを紹介します! そして主な特徴を書きたいと思います。
「COMS」のコンセプト
トヨタグループのトヨタ車体発売。
COMSのコンセプトは、「C」ちょっと・「O」おでかけ・「S」スイスイ。
トヨタ車体の想いは、街の空気・音・景色を変えること。そう、EVで地球にも人にも優しい小型自動車です。
<Body>ボディ
一人乗り4輪自動車でスタイリッシュボディ。安定感のある走りができ快適です。
全長2,395mm、全幅1,095mm、全高1,500mm。
コンパクトボディなので、省スペース駐車が可能なんです!
最小回転半径3,2m。
しかもライフスタイルに合わせた2タイプがあります。選べるのが嬉しいポイントです!
◎P・COM
トランクが比較的小さ目なので、“ショッピングやちょっとお出かけ”するのに
向いています。デリバリーのイメージではないキュートなスタイルなので、女
性にも人気なんですよ。
トランクの高さ465mm・横695mm・奥行き565mm。
◎B・COM
“デリバリーなどビジネス”に適しているタイプです。こちらは配達車でけっ
こう見かけますよね。
トランクの高さ875mm・横965mm・奥行590mm。
ちなみに、標準色はシルバーとブラック。オプションで他のカラーにしてもら
えます。
(ホワイトパールクリスタルシャイン/チェリーパールクリスタルシャイン・シ
ルバーメタリック/ライムグリーン・ホワイトパールクリスタルシャイン/シト
ラスオレンジマイカメタリック・ブラック/シルバーメタリック・ブラック)
インテリア
シンプルながらも、カップホルダーがあるなど機能性を考えられたデザインになっています。
<主な特長>
- 走行中のCO₂排出ゼロ
100%電気自動車なので、CO₂・大気汚染物質の排出はゼロ名です。環境に
優しいエコクリーン車なんです。
-
電気自動車ならでは、走行中の音が静か
-
家庭用コンセントで充電可能
充電スポットを探さなくていいですよね。
家庭で約6時間あれば満充電。一回の充電でかかる電気代は約156円という
安さ!
-
仮に電池切れになったとしても、電源を切って数分経てば数㎞走れる
「ジャイロキャノピー」のコンセプト
ホンダが発売。
ジャイロキャノピーのコンセプトは、「運搬」「働く」「快適走行」。
バイクの操る楽しさを残しつつ、安定感のある走行。雨天でも快適走行できるよう、荷物を運べるよう工夫がされています。なのでコンビニなどの配達車としてよく見かけますし、ビジネス以外でも購入している人が多いですね。
<ボディ>
一人乗り3輪スクーター。普通のバイクより大きく感じるかもしれませんが、屋根付きスクーターとしてはスタイリッシュなデザインです。
全長1,895mm、全幅660mm、全高1,690mm。136kg。
普通自動車スペースに4台置けるくらい、駐車スペースをとらせません。
最小回転半径2,0m。
<装備>
普通のスクーターにはない、ジャイロキャノピーならではの装備があります。
・インストゥルメントパネル
燃料計・速度計が一目で分かるデザインになっています。
・パーキングロックレバー
駐車にするたびに行なう面倒なスタンド掛けが不要なんです。パーキングロ
ックレバーを上げてメインスイッチを切るだけで駐車が可能。荷物を沢山積
んでる時でも、乗車中のサイドブレーキ感覚でスピーディーに止められる優
れものです。
・荷台
用途に応じた使い方ができるデッキタイプになっています。荷掛けフックも
備えられているので、便利です。
<主な特長>
ジャイロキャノピーの特徴としては以下のような項目があげられます。
-
クリーンな排気
浄化効果を高めるO₂センサー・デュアルコアキャタライザーの働きで、排気ガ
ス中の有害物質を軽減しています。
-
環境に優しい&静か&パワフルなエンジン
コンパクトな水冷4ストロークバイブエンジンにPGM-FIを採用。これによ
って燃料噴射量とタイミングをコントロールし、理想的なガソリン供給を可能
にしています。ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)の働き
で、様々な運転状況に応じた空気と燃料の理想的な混合気を供給。ガソリンを
無駄なく燃焼しているんです。
-
静かな始動音と走行
静音設計の水冷4ストローク4バイブエンジンにダイナモ―体式スターターを
採用しています。また剛性の高いエンジンケースによって、乗車中の振動やお
こり音を軽減していますよ。
ジャイロキャノピー本体の特徴を下記に表してみました。COMSとの比較もどうように参照しながらお互いの特徴や利点などを見ていきましょう。
COMS(P・COM場合) | ジャイロキャノピー | |
乗車定員 | 1名 | |
サイズ | 全長2,395mm、全幅1,095mm、全高1,500mm | 全長1,895mm、全幅660mm、全高1,690mm |
最小回転半径 | 3,2m | 2,0m |
車両重量 | 420kg | 136kg |
積載重量 | 30kg | |
最高速度 | 60km/h | |
駆動・始動方式 | 1モーターデフ付き後輪駆動 | セルフ式(キック式併設) |
ブレーキ形式 | 前輪油圧式ディスク・後輪油圧式ドラム | 機械式リーディング・トレーニング |
燃料 | 電気/6時間程度で満充電 | ガソリン/燃料タンク5.9L |
燃料消費率(km/L) | 102(30km/h定地燃費値) | 54.5(30km/h定地燃費値) |
総排気量(㎤) | 0 | 49 |
維持費 | 車検がいらない分、メンテナンス必要 |
では次に値段の比較をしてみましょう。
COMSの値段相場
P・COM | B・COM | ||
デリバリー | デッキ | ベーシック | |
879,000円 | 903,000円 | 859,000円 | 785,000円 |
P・COM | B・COM | ||||
デリバリー | デッキ | ベーシック | |||
オプション |
アルミホイール145/70R12 69S+12インチ | 36,000円 | 36,000円 | 36,000円 | 36,000円 |
トップシェードガラス | ● | 4,320円 | 4,320円 | 4,320円 | |
サンバイザー | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | |
キャンバスドア | 55,080円 | 51,840円 | 58,320円 | 58,320円 | |
アクセサリーソケット | 5,143円 | 5,143円 | 5,143円 | 5,143円 | |
EVストライプ
(スモール) |
4,320円 | 4,320円 | _ | _ | |
EVストライプ
(ラージ) |
8,640円 | _ | _ | _ | |
ボディーカバー | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 | |
フロアマット | 7,560円 | 7,560円 | 7,560円 | 7,560円 | |
スカッフプレート | 6,480円 | 7,560円 | 7,560円 | _ | |
ボディー
カラー |
ホワイトパール
クリスタルシャイン |
10,800円 | 10,800円 | 10,800円 | _ |
チェリーパール
クリスタルシャイン・シルバーメタリック |
20,572円 | 20,572円 | _ | _ | |
ライトグリーン・ホワイトパールクリスタルシャイン | 20,572円 | 20,572円 | _ | _ | |
シトラスオレンジマイカメタリック・ブラック | 20,572円 | 20,572円 | _ | _ | |
シトラスオレンジ・ブラック | 20,572円 | 20,572円 | _ | _ | |
オプションなどの仕様によってそれぞれ値段が変わっています。自分だけのオリジナルのカスタムをして世界に一段だけの貴方のものにすれば、より一層愛着も沸いてきますよ!
ジャイロキャノピーの値段相場
メーカー希望小売価格 | 560,520円 |
※その他、ミニカー登録するためカスタムするなら+料金がかかりますよ。詳しい料金はジョップに問い合わせてみてください。
これらはおおよその値段ですが、ショップによって変動があります。
ここまで特徴や値段などを比較しましたが、実際の乗り心地も知りたいですよね。人によって感じ方は違い、様々な口コミがwebに載せられています。その中でも、大体共通しているを意見をまとめますね。
乗り心地比較
人が乗り物に求めるものは何か…色々な意見があるとは思いますが、ほぼ毎日利用すると想定すると乗り心地が良い方が長く愛用していけると思います。
2台それぞれの乗り心地を比較してみましょう。
COMSの乗り心地
✅シートは硬め。
✅足場が固めで、路面の凸凹がダイレクトに伝わってくる。
✅4輪なので安全・安心。
✅バイクならすり抜けられるけど、トラックやダンプに煽られた時は怖い!
✅電気自動車なので普通の車と比べるとパワーが足りない。発車時にはアクセル全開じゃないと厳しい。
✅一回動いてしまうと、問題なく加速。原付スクーターと似たような感覚。
✅走る・曲がる・止まるの基本ができていて、一般車から乗り換えても違和感ない。
✅狭い道でもスイスイ走れる。
✅普通に走る分にはスピード問題なし。ただ上り坂になるとパワーダウン。
ジャイロキャノピーの乗り心地
✅シートは小さくて、20分くらいで痛くなる。
✅3輪なので最初はフラフラ、まっすぐに走らない。でも慣れてしまえば安定感を味わえる。
✅60キロ出せるので、国道でも第2車線くらいを走っているイメージ。他車の流れにのれる。
✅タイヤは傾かず座席部分だけ傾くので、最初は違和感あり。でも慣れればスクーターが通れる狭い道もスイスイ。
✅低速の直進性は悪い。
✅ブレーキの利きが極度に悪いわけではないが、良いわけでもない。
✅車体が重いので押して歩くのはキツイ。
✅走り出し、最高速は遅いものの、普通に走る分には問題なし。
結論・どちらも長距離移動には不向きか
どちらもコンパクトで取り扱い・取り回しが非常に便利なのですが、その分環境に対する影響をダイレクトに感じるようになっています。
短時間ならそのダイレクトさも楽しみながら走行する事は可能でしょうが、長距離の移動で毎日ガンガン使うなどという用途には不向きかもしれませんので、貴方の利用スタイルによって検討してみて下さいね。
まとめ
COMSとジャイロキャノピーの特徴を取り上げましたが、比較できたでしょうか。
そもそも電気自動車がいいか、スクーターがいいか…という問題にもなってきますが、各々メリットとデメリットがありますよね。
しかも、それは人によって違うと思います。
値段や維持費を考えると(パーツが多いほど維持費もかかってくる)、ジャイロキャノピーの方がお手頃だと言えます。でも好みや機能性などを加味してCOMSを購入する方もいます。
そう、人によって何を重視するか・どんな用途で使用したいかでチョイスが変わってくるんです。
是非今回の記事を参考にして、COMSとジャイロキャノピーをじっくり検討してみてくださいね。
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